南 正一郎氏のご著書
石川県立保育専門学園での障害理解の授業で毎年出す冬休み中に出す宿題に、
ハンディキャップがある方ご本人の著書を読んで読書感想文を書いと欲しい。と学生に頼みます。
私自身、大学で特別支援の授業を受けていた学生の時に、
この宿題を貰って様々な当事者の方のご著書に触れる大きなきっかけとなったからです。
ご著書は、当事者の方の生き方に直に触れるチャンスだと学生に知って貰いたいのです。
今年もこの春社会人となる学生達が様々な障害をお持ちの方が書いた本を探して読んでくれました。
その感想を聞くと、私は学生達の感想に感動し、私がまだ読んでいない作品と出会うチャンスにもなります。
その中の一冊をご紹介します。
『なんでもやってみようと生きてきた ダウン症がある僕が伝えたいこと』
南正一郎さんがお書きになった本です。
この方の生き方を通して 何とも言い難い生きる事の素晴らしさや私も頑張ろう!という
気力が自然に湧き上がってくる本でした。
不思議なパワースポットに入るような飾り気のない、とても豊かな世界です。
可能性という言葉がありますが
どの子にもどの方にも可能性があります。その可能性をどう育み、信じ、見守り、日々を送るか
というのは、やはり周囲の大人全ての責任と小さなあたり前の優しさなのだと感じさせてくれます。
障害があるから。ないから。ではなく
人と人のお付き合い。がコミュニケーションであり
南さんのお人柄と周囲の方への感謝の念がその可能性を豊な暮らしと生き方に繋がっている。
私はとてもとても南さんのようには生きられていないな~と反省しきりです。
この本との出会いをもたらせてくれた学生に感謝です。!(^^)!
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